【高岡市】射水神社では美味しい井畠商店の初詣グルメが参拝者の心を落ち着かせ、笑顔を取り戻してくれていました。

２０２４年１月１日午後、高岡古城公園内にある射水神社は、コロナ禍明けということもあり、たくさんの参拝者で溢れていました。参拝に並ぶ最後尾は高岡大仏側の古城公園入り口。人々が「こんなに長い列は初めてだ。」と口にする中、約４５分並んで参拝。参拝の後のお楽しみはなんといっても初詣グルメでしょう。この時間、おやつを楽しもうと、たくさんの参拝客が参道の次は出店に列をなしていました。筆者も本来であれば、初詣グルメをお伝えするために、どんどん焼きの列に並んでいました。すると、スマホに通知が。すぐに確認したところ、確かに地震速報は来ていましたが、アラートも鳴らず、なんともなくて良かったと胸を撫で下ろした直後、参拝者のスマホにアラートが鳴り響き、高岡古城公園にも大きな揺れがやってきました。公園内の木々は激しく揺れ、頭上にたくさんの小枝が降ってきました。立っているのがやっとで、しゃがみ込む人、踏ん張って動画を撮る人、「怖い」「どうしよう」と声をあげる人で、公園内は大パニックに。そんな中、参拝者の落ち着きを取り戻してくださったのが、どんどん焼きやたこ焼き等を祭礼で販売する、氷見市の井畠商店の井畠夫妻でした。ご主人は冷静に「火消して、ガス切って。」と自社スタッフを含め、周囲の出店者へ指示。奥さんも「揺れ大きかったね、怖かったね！」と笑顔で、まだ落ち着きが戻らないお客様に声をかけておられたのが印象的でした。その後も安全に留意しつつ、温かいどんどん焼き等を提供し、たくさんの人々の不安を和らげてくれていました。大きな事故や、倒壊はこの日の射水神社では無かったようです。