【高岡市】肉じゃがも笑顔も、ごちそうです!つながる食卓、育つ地域。「ふれあい」の輪が広がる「木津ふれあい食堂」

木津公民館では、毎月第1・第3土曜日に「木津ふれあい食堂」が開かれています。

この取り組みは、全国で広がっている「こども食堂」の想いを引き継ぎながら、お子さんだけでなく、ご高齢の方や地域の誰もが気軽に参加できるよう工夫されたものです。そのため、名前には「ふれあい」という言葉が込められました。食事を通じて、世代をこえたつながりが生まれる温かな場所。地域に開かれた新たな居場所として、輪が広がっています。大人は300円、子どもは無料で、こんなに素敵なお弁当がいただけます!スタッフの田中さんが食事を運んでくださいました。田中さんの笑顔とお話を、みんな楽しみにされているのがよくわかります。この日はカレーと並ぶ人気メニューの肉じゃがでした!味醂干しに、漬物、お味噌汁までついたあたたかな手の込んだ手作り料理が嬉しいですね。大人も子どもも大喜びです。「木津ふれあい食堂」を立ち上げたひとり、保育園の調理員・民生委員など地域のための活動を経てこられた、代表の横越啓子さんは、立ち上げ当時を振り返ってこう語ります。「公民館で食堂を行うことに当初さまざまな方面から反対の声が届いたり、手続きの煩雑さがありました。こんなに苦労して、頭を下げて、手続きをして、何をやっているんだろう。もう諦めた方が良いのかもと思ったこともたくさんあったの。」そんな横越さんらを支えたのが、地域の皆さんの期待、理解してくださる自治会、地元議員、役所内でも理解を示してくださる職員の存在だったそうです。それが実を結び、次世代にも引き継がれ、今では地域になくてはならない存在になったそうです。「小学生の頃食べに来てくれていた子たちが、中高生になって、スタッフとして手伝ってくれるようになりました。本当に可愛く大切な地域の子どもたちが、逞しく成長してくれる姿が嬉しいのよね。」と横越さんは顔を綻ばせます。この日は地元木津出身の角田悠紀市長が、高岡市内から視察を希望されて集まった民生委員児童委員の皆さんと懇談会をされていました。民生委員児童委員の方に、どんなお話しをされたのですか?と訊くと「自分の地区でも子ども食堂・ふれあい食堂を行いたいが、複雑な課題があることだとか、地域の福祉等について要望や質問をされる方もおられました。市からの支援や、『木津ふれあい食堂』での成功例などさまざまなヒントや、助言をくださいました。親身になって聞いていただけて、良い機会をいただけました。」と、答えてくださったその表情は晴れ晴れしておられました。ふれあい食堂の締めくくりはスタッフさんたちの昼食です。約70食の食事を作られて、その残りがスタッフさんの昼食になるそうです。この瞬間は、慌ただしさから解放されて、皆さん笑顔が溢れます。

「ここまでに、大変なことがいっぱいあったけど、こうして地域になくてはならない存在になれたこと。民生委員さんが視察に来て市長が対応してくださる場所になったこと。私たちにとって嬉しい大きな財産です。」スタッフの皆さんはやり甲斐を感じておられます!

次回は2025年6月21日(土)。そしてその次の2025年7月5日(土)の開催で、スペシャルなコラボメニューになるとのことです!皆さんもぜひこの「ふれあいの場」に来て、笑顔あふれる空間で美味しく楽しく過ごしてみませんか?

情報提供・取材協力してくださいました、横越啓子様、田中ご夫妻様、ありがとうございました!

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