【高岡市】未来の地域を担う若者たちが共演!高校生と農家による「オタヤこども食堂」コラボ企画が開催されました。
御旅屋セリオで、毎月第2・第4土曜に「オタヤこども食堂」。2025年7月12日の開催では、特別なコラボレーションが企画されました。
氷見市、高岡市、射水市の若手農業従事者で構成される「HITS」の皆さんによる、お米と野菜の寄贈がされました。
「HITS」とは、「Himi Imizu Takaoka Seinen」の頭文字を取って命名されました。注目の若手農業者の名前がずらりと並びます。今後も注目をしたい団体ですね。
なんと、このコラボの立役者は女子高生。富山県立高岡南高校3年の中林華穂さんが代表を務めるボランティア団体「ブルーネクサス」が以前からオタヤ子ども食堂で配膳ボランティアを通して親交を深めていることに共感したHITSの皆さんが食材の提供を申し出てくださったそうです。
高岡南高校発の団体ですが、今では学校の垣根を越えて県東部からの生徒さんの参加もあるとのことです。
このコラボ企画は話題を呼び、12時には予定数達成のため受付を終了しました。多くの皆さんが待ち状態にありましたが、子どもたちはお姉ちゃんたちに遊んでもらいながら楽しくまっていたようですよ。
この日のボランティアは、ブルーネクサス以外にも、富山県立高岡高校、荒井学園 高岡向陵高等学校の皆さんが参加されました。
この日は席を待つ皆さんが通常よりもはるかに多い人気の回となりました。
提供されたメニューは、
中林代表は「配膳以外にも、一歩進んだ関わり方を目指していたので、献立づくりにも参加できてすごく嬉しい。足を運んでくれた皆さんの喜ぶ顔を見れてホッとした。」と凛々しい代表の顔から、年相応の女子高生らしいはにかみを見せてくれました。
HITSの皆さんと、県の農林水産部高岡農林振興センター担い手支援課経営支援班の皆さんに、この日の献立の感想をおうかがいすると、「肉も野菜も摂れて満足の嬉しい献立ですね。お母さんの味です。」と好評でした。
米農家の不破農産代表の不破さんは、「美味い米であることは当然だけど(笑)たくさんの人の想いが詰まった食事になって、みんなで食べると一段と美味しい。」と、調理を担当してくださったオタヤ子ども食堂のスタッフさんと学生ボランティアさんを労っておられました。
会場では待ち時間を楽しく過ごせるようにブルーネクサスの学生さんのオリジナル野菜キャラクターの投票企画や、ストーリー・作画も手作りの紙芝居で楽しませていましたよ。
「中林先輩の背中を見て、自分の得意なことをフルに活かして地域に貢献して、富山を盛り上げたい。」と話す2年生の二人。すでに、先輩の意思を引きつぎさらに大きく貢献されている姿が印象的でした。
地域の人と人がつながる「オタヤこども食堂」。そこには、若手農業者の情熱、高校生たちのまっすぐな想いがありました。今回の特別な一日が、誰かの心に残ることでしょう!
情報提供してくださいました不破農産様、ありがとうございました!