【高岡市】クラフト体験三昧「市場街2025」終了!紙の菅笠から鋳物まで大人も子どもも夢中になりました!

2025年9月20日から4日間開催された高岡クラフトイベント「市場街」を訪れ、たくさんのワークショップを体験してきました。 まずは総合案内所の「山町ヴァレー」へ。ここではイベントのパンフレットやマップの配布、会場案内などを行っており、拠点としての役割を担っていました。そこでぜひ作りたいと思っていたのが「紙の菅笠」。シールを貼ったり絵を描いたりして、自分だけのオリジナルに仕上げられます。 これをかぶってイベントを巡ると、さまざまな特典が得られるのです。一番人気は赤い丸を生かした「ミャクミャク」風にするデザインだとか。これを被ったら高岡万博…ではなく市場街へ繰り出しましょう!山町ヴァレーを出てすぐ目に入ったのは「伝統産業青年会」による鋳物体験。

枠に特殊な砂を詰めて型を作り、そこへ錫を流し込んで仕上げる、高岡を代表する伝統工芸です。今回の目玉は恐竜の骨を模した箸置き&マドラー。砂の中から錫を取り出す工程がまるで化石の発掘のようで、大人も子どもも夢中になっていました。若手職人ならではのアイデアが光ります。着色職人・野阪和史さん(通称“髭の着色職人さん”)が丁寧に指導してくださり、砂が生み出す繊細な凹凸や形の美しさに感動しました。伝統産業青年会の皆さんはそれぞれに本業を持っておられるのですが、このイベントのために皆さん鋳物体験の指導にあたられていました。 大阪・関西万博で伝統工芸の実演もされた、高岡漆器の蒔絵師・吉川和行さんもおられます!型を取り出すと綺麗な形を砂が作ってくれます。微小な凹凸も全て表現される、繊細な作業です。ここへ溶けた錫を流し込みます。錫は220度で融解するので、普通の調理用の鍋とコンロでOKとのこと。流し込んで5分ほどで固まります。枠を外して、砂の中から綺麗な丸いぐい呑みが出てきましたよ。錫を流し込んだ穴と型をつなげていた余分な箇所を取ります。ペンチとヤスリで仕上げます。凹凸がなくなれば完成!世界に1つだけの自分の鋳物を作ることができました。 山町ヴァレーの中庭では、陶芸体験ができるブースがありました。高岡市内のクラフトイベントでお馴染み、岐阜県の「はまぐり窯」。 紙の菅笠を被っていくと、ツートンカラーが選択できるとのことで、ピンク×緑の「桜餅色」をお願いしました。子どもの奇抜なリクエストも聞いてくださって感謝です。出来上がるのは2ヶ月後。宅配していただくまでワクワクで待ちましょう!伏木から参加の「Moyaおじさんの生木工房」で木材加工体験をしてきた男の子は「大きな刃物で木を削るのは怖かったけど楽しかった!」と、大きな色鉛筆の出来栄えに大満足の様子。 「オリイブルー」で有名な「モメンタムファクトリー・Orii」では鮮やかな緋色が美しい緋銅のキーヒルダーが作れる体験が多くの注目を集めていました。また、南砺市から「水引みちとせのもも」の八木さくらさんによるワークショップや販売のブースでは、この日のために試行錯誤して作ってくださったこちらの作品。高岡大仏です!螺髪や髭、台座など、水引で緻密に再現されています!!プロの作家さんでも気の遠くなるような作業だったそうです。 ワークショップでは初心者も気軽に作れると評判でした!
全てを見て体験するのにはとても時間が足りませんでした。そう感じられた方、都合で行けなかった方もおられるはず。ですが、そんなみなさんに朗報です!クラフトフェア「ツギノテ」が2025年10月18日(土)・19日(日)に高岡市営高岡中央駐車場で開催されます。出展企業や体験内容に違いがありますが、高岡の伝統工芸や、クラフトが好きな人にはたまらないイベントです。吉川さん、野阪さんも出展されますので、ぜひ訪れてみてください!

市場街でワークショップが開催されたのは山町筋でした↓

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