【高岡市】親子の居場所づくり ママの一歩を応援する「mama+(ママプラス)」が広げるつながり
高岡市を拠点に、親子の居場所づくりに取り組む「mama+(ママプラス)」。子育て中の母親たちが気軽に集まり、つながり、新たな一歩を踏み出すきっかけをつくっている団体です。
育休中などに資格を取ったり、やりたいことの計画を立てたりしながらも、思うように芽が出ないまま職場復帰するママは少なくありません。mama+(ママプラス)では、そうした女性たちがイベントに出店したり、講師として活動したり、ハンドメイド作品を販売したりと、自分の得意を生かせる場を提供。新たな仕事や出会いにつながる機会も生み出しています。
「ママの夢応援プロデューサー」として活動するのは、3人の子どもを育てる保育士ママ、かにたにあさひさん。8歳、6歳、3歳の子育て真っ最中です。
かにたにさん自身も、子育て中に孤独を経験しました。保育士としての知識があり、3人目の子育てで経験も重ねていたにもかかわらず、コロナ禍で感じた孤独はつらいものだったといいます。「これが1人目の子育てだったら、なおのこと苦しかったはず」。そんな実感が、一歩外に出たいと願うママたちの背中を押したいという思いにつながりました。
子どもと深く関わる仕事をしてきたからこそ、かにたにさんは「ママが居心地よく過ごせる場所」の大切さを強く感じています。子どもも大人も成長でき、交流を通して互いを理解し合える場をつくること。それが自分の使命だと話します。
印象的だったのは、保育士時代に園児から聞いた「大人になるのがつまらない」という言葉です。かにたにさんは、その言葉に胸を打たれたといいます。大人が自分の人生を彩り、やりたいことに思い切り挑戦する姿を見せることが、子どもたちの未来にもつながる。そんな思いが、現在の活動の原点にもなっています。
ママプラスは、当初は知り合いを中心に始まった活動でした。しかし、そのご縁をきっかけに仲間や参加者が少しずつ増加。新しいことを始め、続けていくエネルギーが広がっていく実感があったそうです。育休期間などの関係で、手伝う人の入れ替わりがある大変さはありながらも、「mama+(ママプラス)」がふくらんでいく手応えを感じているといいます。
来年度は、月2回の開催を目標に活動していきたいとのこと。親子で楽しめる「にこにこマルシェ」も開催しており、気軽に立ち寄れる場として親しまれています。次回は2026年4月21日(火)10:00~13:00、救急プラザにて開催予定です。
かにたにさんは、「一歩踏み出したい人、孤立しがちな子育てのなかで少し外に出てみたい人に来てほしい。子どもをきっかけに、小さな悩みも共有しながら、ぜひつながってほしい」と呼びかけます。
一方で、新しい挑戦を始めようとすると、家族から心配されることも少なくありません。「大丈夫?」と反対されたり、不安を向けられたりすることもあるそうです。だからこそ、なぜやりたいのかを夫婦でしっかり話し合い、家族間でコミュニケーションを重ねることも大切だと話していました。






