【氷見市】氷見の自然が育む「山ぶどう」の実り、地域の力で支える秋の風景

氷見で人気急上昇中の「山ぶどう」。氷見の自然の力が育むワイルドな濃い風味が詰まったぶどうで、ジュースやワイン、お菓子に加工され人気を博しています。 栽培を手がけるのは、鎌仲建設が運営する「キトキトファーム」。2025年9月21日に収穫ボランティアに参加させていただいたので、レポートします。 収穫作業には地域の団体「大野旬の会」や「NPO法人ひみなごみの会」に加え、今回は「グリーンツーリズムとやま」のサポーターの方々も参加。地域内外の人々が力を合わせ、実りの秋を支えています。 ブルーベリーほどの小粒な実をたわわに実らせていましたよ。 さらに、氷見市在住のタレントでモデルのしまえりなさんも現地に参加。里山好きでも知られるしまさんは、数年前から「キトキトファーム」を支援しており、一般参加者との架け橋として活動しています。 自然と人、地域と都市をつなぐ氷見らしい循環がここにも息づいています。この日は80名ほどのボランティアが集まり、約3時間、3ヶ所ある栽培所のうちの2ヶ所の収穫を行いました。収穫された「山ぶどう」はその場で計量が行われ、1100kgという過去最高の収穫ができました。1トンを超える収穫した「山ぶどう」は、加工予約のため1週間冷凍して、長野県飯田市へ向けて旅立ったそうです。主な加工品として「氷見山ぶどうジュース」があります。黒いラベルの100ストレートジュース。試飲させていただきましたが、ワイルドな酸味と旨みが詰まっています。シャキッと元気になれそうです。白いラベルで飲みやすく仕上げた果汁60%のものとあります。そのほか、製菓など様々な加工がされるそうです。

金沢のイタリア料理店「トラットリアクアクア」では、イタリア伝統の山ぶどうケーキに、きときとファームの「山ぶどう」を使用して提供されているそうです。こちらもボランティアに振舞われました。あまりの美味しさにいただいた皆さんは「金沢のお店にも行きたい!」と喜んでおられました!

本業の建設業と並行して、「キトキトファーム」を運営する鎌仲建設の代表鎌仲 和紀さんは「建設と農業、一見まったく違うようでいますが、建設の現場で培った土地の知識やチーム力を、農業にも生かせています。 建設の技術(機械・土木・施設管理)を応用できますしね。」と語ります。希望があれば持ち帰り可能ということで、美味しいいただき方を教わりました。そのままでは酸味が強く食べにくいので、氷砂糖を入れて山葡萄シロップにするのがおすすめとのことですよ。このイベントのフィナーレは鎌仲さんが用意してくださった、「狩猟屋」の氷見・黒部産のジビエバーベキューを、おにぎりや冷たいドリンクと共にボランティアの皆さんに振舞ってくださいました。猟師の村井さんが焼いてくださる、ウリ坊のもも肉やスペアリブに皆さん大歓声、箸が止まらなくなる美味しさでした! 鎌仲建設が手がける「キトキトファーム」は、地域の人々と連携しながら農業を通じたまちづくりを進めており、氷見の新たな産業モデルとして期待が高まっています。

皆さんもぜひ、ボランティア募集のお知らせや、店頭で商品を見かけたら山ぶどうの世界に飛び込んでみてくださいね!

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